「よき実家」「よき伴走者」として、
​悲しい連鎖を絶ってほしい。

​東京通信大学教授

​​才村純先生

乳幼児期における親子間の愛着の形成は、人に対する基本的信頼感の形成や将来の幸せ(ウェルビーイング)に欠かすことのできないものです。
その一方で、親自身が幼い頃に虐待を受けたりしたことが原因で、わが子との間の愛着が形成できず、またその子も将来わが子を虐待してしまうという悲しい連鎖が起きています。
子育ては一人でできるものではありません。特に児童養護施設を卒業した人たちの中には帰る実家も頼れる友人もない人が少なくありません。今後とも、このような人たちにとっての「よき実家」「よき伴走者」として、悲しい連鎖を絶っていただくよう期待しています。

褒めて、支えて、一緒に育てる。
このプログラムをぜひ続けてください。

哲学博士・クロスロード・フォー・ソーシャルワーク社所長

​ヘネシー澄子さま

児童悪待遇の予防として、1992年にヘルシー・ファミリー・アメリカ(HFA)プログラムがスタートしました。
私はこれが日本の児童虐待問題の解決に必要だと確信し、2004年に児童虐待の予防と愛着の再形成を目的とする会社を夫と二人で立ち上げ、日本とアメリカで児童福祉に携わる方々に研修を行っています。
つねに感じることは、最初から愛着を付けて育てる方が子どもにとって幸福であり、家族が歓びを持って子どもを自分たちの一員として迎えられるということです。
コロナ禍の最中で難しいかもしれませんが、どうかこの素晴らしいプログラムをお続け下さいますように、心からお祈りしております。